ファンと生徒の違い
・楽しい事
一昔前の起業塾のイメージは堅苦しいか暑苦しいイメージ
しかなかった。そんな雰囲気がイヤで飛び出した人もいる
かもしれないが、昨今のビジネス塾は楽しい雰囲気を前面
に押し出したコミュニティが多い。ただ楽しい空間という
のは「それ単体」を起業塾として成立させるのが難しい事
も確かで、お金を払って遊んだから東大に合格した話など
聞いた事がない。楽しい雰囲気はあくまで「楽しい雰囲気
を価値として提供できる」事が前提で、公園や遊園地のよ
うな設備運営でないのならそれはタレントやお笑い芸人と
同じ商品棚に並ぶ事に等しい。楽しい雰囲気を使って仕事
をしたいのであれば、テーマパークや誰かのバックボーン
を使って便乗させてもらうプレイヤー事業にするか芸能人
顔負けのトークスキルを身に付けるしか勝ち目はない。
・好きな事
「好きな事をビジネスにする」というのは、このサロンの
最終形態にも掲げられているが、自身のアイデンティティ
を前面に出すスタイルは一方通行になりやすいが故に誰も
欲しがらないという環境をいとも簡単に生み出す。だから
こそ一般的には「ニーズに応える」事がセオリーになって
いるのであり、そこを狙えば認知されやすい安心感を得る
代わりに「寡占状態」を失う事になる。だからこそ楽しい
からは遠ざかるのは当たり前である一方で、そこにどうし
ても楽しいを盛り込みたいのであれば「楽しい場を創る」
方に尽力してはどうだろう。ただし自身が楽しい人になる
と競合は一気に大物が相手になってしまうリスクを孕む。
・外向的発信が可能なカテゴリ
ジャンルはどうあれ継続的な寡占ビジネスを合理的に考え
た時、最終的に辿り着くのは「教育ビジネス」になるだろ
う。サロンやセミナーなど方法は多種あれど、そこに興味
を持たれる為にはユーザーに「その結果、どうなるか」を
示す事が重要な課題になってくる。それを踏まえた上で何
かのプレイヤーは「自分が出来るかどうか」でしか価値を
判別できない事が多い為に他人に教えるという事に無理が
出てくる。一方でマネージャーは研究体質になる事が多い
ので外部に関心を与えるのが困難になる。内向的な発信は
どうしたって言い訳がましく、そのままでは周囲に影響を
及ぼす事が難しいので、そこに「楽しい場」を融合させる
事が課題となってくる。
無知の果てに
メンターが見せてくれた世界
事業の二つ名
評価経済という指標
やる事は同じ
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